トピックス(2023年度)

研究室活動のトピックスを紹介します.

2023年12月11日〜12日 「令和5年度宇宙航行の力学シンポジウム」(JAXA宇宙科学研究所)にて,研究詠歌を発表しました.

2023年12月02日 M1学生中間発表会が開催されました.

2023年11月19日〜27日 経済産業省主催:令和5年度火薬類保安技術実験(北海道)に参加しました.

2023年11月09日〜10日 国内学会「火薬学会2023年度秋季研究発表会」(福岡)にて,研究成果を発表しました.

2023年11月06日〜08日 国際学会「ICFD2023」(仙台)にて,研究成果を発表しました.

2023年10月17日〜20日 国内学会「第67回宇宙科学技術連合講演会」(富山)にて,研究成果を発表しました.

2023年09月14日 防衛医科大学校防衛医学研究センター(所沢)にて,衝撃波計測実験を実施しました.

2023年09月01日〜03日 デトネーション研究会「夏の学校」(慶應大)に参加しました.

2023年08月21日〜25日 JAXA宇宙科学研究所(相模原)にて超音速風洞実験を研究室全員で実施しました.

2023年08月07日〜08日 研究室行事「水書・沼田研合同ゼミ」(山中湖)を実施しました.

2023年08月04日 防衛医科大学校防衛医学研究センター(所沢)にて,衝撃波計測実験を実施しました.

2023年07月16日 国際学会「ISSW34」(テグ・韓国)にて,研究成果を発表しました.

2023年07月12日〜14日 国内学会「第55回流体力学講演会」にて,,研究成果を発表しました.

2023年06月30日 LMITLからの学生の成果報告会が行われ,無事帰国の途につきました.

2023年06月28日 研究室行事「暑気払い」(厚木)を実施しました.

2023年05月24日〜06月30日 タイ王国KMITLから学生がラボ・トレーニングのため来訪しました.

2023年05月18日〜19日 国内学会「火薬学会2023年度春季研究成果発表会」(東京)で,研究成果発表しました.

2023年05月17日〜19日 国際学会「IFBIC2023)」(東京)で,研究成果を発表しました.


「令和5年度宇宙航行の力学シンポジウム」にて成果報告(2023-12-11)

 2023年12月11日〜12日において,JAXA宇宙科学研究所にて,「令和5年度宇宙航行の力学シンポジウム」が開催されました.当研究室院生2名が,今年8月に実施された超音速風洞実験での成果を報告しました.


令和5年度「火薬類保安技術実験」に参加(2023-11-18〜)

 当研究室の研究分野の爆発安全研究の一環として,毎年,経済産業省が主催し,国立研究法人・産業技術総合研究所(産総研)が実施を担当する「火薬類保安技術実験」に参加しています.この実験で得られたデータは,「火薬類取締法」をはじめとする法律改正に利用されます.今年度も最大で32 kgのエマルジョン爆薬を使用した実験が11月18日から27日にかけて,北海道の陸上自衛隊矢臼別演習場で行われました.当研究室からは,指導団として水書教授,また,産総研の計測班として,大学院生が参加し,無事すべてのデータを取得し,成功裏に終わりました.


研究室行事「近距離見学会」実施(2023-11-01,防衛装備庁航空装備研究所)

 研究室の年中行事である「近距離見学会」を実施しました.今回は,防衛装備庁・航空装備研究所(立川市)を訪問しました.我が国の自衛隊の装備品のうち,航空機,誘導武器,航空用エンジンに関する研究・開発を取り仕切る研究所です.これまでの研究開発の歴史と,当研究室での主たる研究テーマである回転デトネーションエンジンの試作機など,最新の研究成果の説明を受け,学生たちも自分が取り組んでいる研究課題の反映先について具体的に見ることができ,有意義な訪問となりました.


長距離見学会(JAXA角田宇宙センター)を実施しました(2023-02-15)

研究室年中行事である「長距離見学会」を2023年2月15日〜17日で実施しました.今年度は,世界最大の高エンタルピ衝撃風洞(HIEST)など,我が国の大気圏再突入研究とロケットエンジン研究のメッカである角田宇宙センター(宮城県角田市)を訪問しました.その後,蔵王温泉スキー場に移動し,研究発表会の実施とウインタースポーツを楽しみました.


2022年度修士論文発表会が開催されました(2023-02-14)

工学研究科機械工学専攻主催の2022年度修士論文発表会が学内にて開催され,当研究室のM2学生が研究成果を発表しました.

 

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2022年度卒業研究発表会が開催されました(2023-02-06)

 航空宇宙学専攻主催の2022年度卒業研究発表会が学内にて開催され,当研究室の卒研生が研究成果を発表しました.事前の発表練習の成果が遺憾なく発揮されたようでした.皆さんご苦労さまでした.


SciTech2023にて研究成果を発表(2023-01-23)

 アメリカ航空宇宙学会(AIAA)における最大のイベントであるSciTech2023が,2023年01月22日〜27日で,メリーランド州National Harborにて開催されました.当研究室からは,水書教授と王発明(D3)が,研究成果を,対面で発表しました.


航空宇宙学会誌にJAXAとの共同研究が紹介されました(2023-01-11)

日本航空宇宙学会誌(Vol.71,No.1,2023年)に当研究室がJAXAと共同研究での成果をあげた回転デトネーションエンジン内部の計測研究について,紹介記事が掲載されました.特集・デトネーション燃焼の航空宇宙推進への適用(第3回)「回転デトネーションの燃焼安定・不安定性の光学手法による観測」として,紹介されています.初めの1ページ目を以下に紹介いたします.


年中行事:年末大掃除&懇談会開催(2022-12-26)

研究室の年中行事である年末大掃除と懇談会を開催しました.今年も1年の汚れを隅々まできれいにされた実験室で新年を迎えられます.学生の皆さんご苦労さまでした.


M1中間発表会実施(2022-12-24)

本学大学院工学研究科機械工学専攻の大学院修士課程1年生の中間発表会が開催され,当研究室M1学生全員が各自の研究進捗状況を発表しました.質疑応答の時間では,それぞれの発表に対して,教員,聴講学生から様々な質問とアドバイスがあり,有意義な発表会となりました,


澤口佳那愛の火薬類保安責任者資格取得が工学部ニュースに(2022-12-19)

 澤口 佳那愛さん(B4)が9月に実施された火薬類保安責任者資格(甲種)試験に合格しました.水書研究室の特徴ある研究分野である,火薬を使った研究に取り組むには重要な資格です.自ら実験に取り組むことができる様になるため,今後の研究の進展に期待が持てます.

微小火薬(アジ化銀ペレット10 mg)を使った衝撃波発生実験の準備をする澤口さん
微小火薬(アジ化銀ペレット10 mg)を使った衝撃波発生実験の準備をする澤口さん

王発明君博士学位論文審査会および特別講演会開催(2022-12-17)

 当研究室博士課程3年の王発明さんの学位論文公聴会が,対面,オンラインで多数の聴講者の参加の下,開催され,無事終了いたしました(写真左).公聴会とは,博士学位論文の学術的有用性の可否を専門家を始め一般公衆に問うと共に,反論があればそれに応える場で,学位取得に不可欠なプロセスです.また,同日,午後からは,学位論文の外部審査委員でもある慶應義塾大学理工学部機械工学科・松尾亜紀子 教授 による単筒型回転デトネーションエンジン内部におけるデトネーション波の数値解析に関する最新の研究成果をご講演いただきました(写真右).公聴会の審査委員の先生方をはじめ,ご参加いただいた方に感謝をいたします.


令和4年度経産省火薬類保安技術実験参加(2022-11-16)

 令和4年度経産省火薬類保安実験に参加し水書教授と研究室学生が参加し,火薬庫の安全性に関する法律制定のための貴重なデータを取得しました.本実験は,経済産業省主催,全国火薬類保安協会実施主体とし,国立研究機関・産業技術総合研究所を中心とした研究者が実験の実施,防衛省・陸上自衛隊の協力を得て,陸上自衛隊矢臼別演習場(北海道)にて実施しました.写真は,当研究室学生が計測班の一員として担当した高速度カメラによる爆発状況の画像計測の準備作業です.

約300メートル先の爆発点に向けた高速度カメラの設定を調整する様子
約300メートル先の爆発点に向けた高速度カメラの設定を調整する様子

艦艇装備研究所見学(2022-10-31)

 2022年10月31日に,研究室行事「短距離見学会」において,防衛装備庁艦艇装備研究所(東京都目黒区)を訪問しました.海上自衛隊の護衛艦や潜水艦に関する最新の研究内容と国内唯一の様々な研究施設を見学しました.さらに,戦艦大和の主砲弾の空力研究のために作られたと伝えられている高速風洞(陸上装備研究所所掌)も詳細な説明と共に見学でき,貴重な体験となりました.

艦艇装備研究所正門前での集合写真
艦艇装備研究所正門前での集合写真

研究用回転爆轟エンジン(RDE)本体完成(2022-05-24)

 2022年05月24日に,当研究室にて実施している回転爆轟エンジン(Rotating Detonation Engine, RDE)の本体加工が完了し,燃焼実験に向けて燃料/酸化剤供給系,および推力・流量計測系の製作に引き続き取り組んでいる.燃焼実験は,当研究室と共同研究関係の(株)IHI 技術開発本部 技術基盤センターにて年内に実施予定である.

燃焼室直径100 mmの研究用回転爆轟エンジン
燃焼室直径100 mmの研究用回転爆轟エンジン

トンガの海底火山噴火による衝撃波?(2022-01-18)

 1/15にトンガで起きた海底火山の大噴火は,大きく報道され,現地の状況が心配されています.日本沿岸にきた津波も発生メカニズムが現段階では不明な点が多く,噴火で生じた地球規模の空振(弱い衝撃波)が原因と推察されています.

 当研究室では,24時間体制で1分間隔で気圧計の変動を記録していますが,15日の20時から21時にかけて噴火で生じた衝撃波(Shock waves)による約2ヘクトパスカルの気圧上昇とそれに続く衝撃波由来の現象(2次衝撃波(Secondaly shock wave),負圧(Negative pressure))と思われる圧力変動を記録していました.確かなことは断言できませんが,かなり珍しい現象です.以下に紹介します.

 1/15のトンガでの噴火が地球を一周してきた圧力波も捉えていました.地球を一周(約40000 km)しても観測できる波形ですから,その強烈さがうかがい知れます(1/18追記)